オンライン英会話スクールのAys-Englishでカランメソッドを始めてから約3ヶ月。まだ受講したレッスン回数は7回ですが、何かと勉強になっています。英語が口から出るのが若干スムーズになりましたし、スピーキングに関して良い気づきを得ることも出来ました。
それは焦らず、自分に合ったスピードで話すということです。これを心がけるだけで、スピーキング力が劇的に向上しました。
スピーキングはスピードよりも正確性
それまで、私は少しでも英語を流ちょうに話せるように、ネイティブ並のナチュラルスピードで話すことを意識していました。ただ、そうなると頭がついてこれず、些細なミスをすることになります。
先日も、正月明けにレッスンを受けた時、先生から『お正月は何をしていたの?』と聞かれ、『友達と神社に行った』と答えたつもりが、なぜか『I’m going to the shrine』と口にしてしまい、先生から今後の予定を話していると勘違いされてしまいました。
勘違いというか、言葉だけ聞けば、まさにその通りなのですが・・・
それで私が質問の内容を聞き間違えていると思ったのでしょう。『What did you』という部分をゆっくりハッキリと話す形で、もう一度、同じ質問をされました。
少しスピードを落として、考えながら話せば、こういったミスは防げます。
ちょうどそのときのレッスンが今まで学んできた内容の復習で、先生から次から次へとテストを出題され答えていたのですが、1秒に満たないほんの一瞬、間を取って考えるだけで、キチンと完璧な英語が出てきます。
これを反射的に答えようとするとミス続発です。
反射的に答えてこそ、ネイティブ並に英語を話せるようになったと言えるのでしょうが、今の私がそのレベルを目指すのは時期尚早のようです。
仕事でも何でもそうですが、スピードって慣れてくれば勝手についてきます。ですから、最初は速さよりも正確に実行することのほうが重要です。
この点は、英語も一緒ということに気付いたので、これからは正確性を第一に話すことを決めました。
あやふやなまま覚えても、英語の力はつかない
正確に出来なければ意味がないというのは、最近、発音についても痛感しています。
TOEICの模擬問題を利用して、リスニングの勉強をしていますが、ところどころ、聞き間違えたり、聴き取れない英語が出てきます。
それはリエゾンと呼ばれる音の変化を理解していないことが原因です。(『What is your name?』がナチュラルスピードで話すと『ホワッチャネーム』と聞こえるといったことです。)
今までは何度も聞き返してもどうしても分からないところは、いつか聴き取れるようになるだろうと、そのままにしておいたのですが、やっぱりダメなところはいつまでたってもダメです。
なぜ、そんなふうに音が違って聞こえるのかというのを理論的に勉強して、理屈で一つずつ覚えていかないと、聴き取れるようにはならないと感じました。
最近になって、その勉強を始めたのですが、これも正確性の問題です。知識の理解が不正確だからこそダメなわけです。
ここをそのままにしておくと、いつまでたってもナチュラルスピードの英語は聴き取れないままです。
分からないところを、そのままにしておくというのはダメなんだなという当たり前のことを、今さら納得しました。
今までの私は分からないところをそのままにしつつ、分かる知識を増やしてきました。分からないことが10あっても、分かることが100から1000に増えればいいだろうという考えです。
でも、分かる知識の量を幾ら増やしても、日常的に使うような重要度の英語に関して分からないことがあったら、いつまでも実践では使い物になりません。
見聞きしたことは、その場で完璧に理解しておく。今後の英語学習は、この点を徹底しようと思っています。
一つのことを正確に理解してから、次に進む。一つのことを分からないまま、新しいことを勉強するといったことはしない。これが確実に英語の力を伸ばすコツなのかなと感じています。